iPad Pro 11インチ M4 レビュー

iPad Pro 11インチがM4チップを搭載して2024年5月に発売となりました。先代はM2だったのでM3世代を飛び越えM4になったことで恐るべき処理性能を手に入れることになります。

しかも、ディスプレイが液晶ではなく有機EL(タンデムOLED)を採用し画面品質も一気に向上してます。さらに、新型のMagic Keyboard、Apple Pencil Proになったことでワンランク上のタブレット端末として降臨することになります。

ただでさえ、タブレット端末の王様だったのにさらに上にいってしまうなんて…。(価格も王様)

この記事では、iPad Pro 11インチ(M4)をレビューしています。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書いたので参考にしてみてください。

iPad Pro 11インチ(M4)メリット
  • 11インチでタブレットとして使いやすい
  • 先代より薄く軽く扱いやすくなった
  • タンデムOLED(有機EL)で画面品質が向上
  • 処理性能を強化したM4を搭載している
  • 電力効率が向上しゲーム時も発熱がしにくい
  • 4スピーカースピーカーの音質が良い
  • 電池持ちが向上した(ゲーム高負荷時)
  • 新型Magic Keyboardとの相性が抜群にいい
  • Thunderboltの外付けSSDが使える
iPad Pro 11インチ(M4)デメリット
  • 端末価格が164,800円からと高い
  • 普段使いの電池持ちはあまり変化なし(10時間ほど)
  • Face ID(顔認証)がマスクに対応してない
  • お財布に厳しい

iPad Pro 11インチ(M4)の特徴

iPad Pro 11インチ(M4)
iPad Pro 11インチ(M4)の特徴
  • サイズ:11インチ タンデムOLED(有機EL)
  • 解像度:2,420 x 1,668ピクセル
  • SoC:M4(9CPU + 10GPU)
  • メモリ:8 / 16GB LPDDR5(120 GB/s)
  • ストレージ:128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
  • 広角 × 1:12MP・ƒ/1.8
  • 望遠:デジタルズーム × 5
  • フロント:12MP・ƒ/2.4(超広角)
  • 生体認証:TrueDepth(横向き)Face ID顔認証
  • オーディオ:4スピーカーシステム、4マイク(スタジオ品質)
  • 外部ポート:USB-C(USB 4,Thunderbolt 3)
  • 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E
  • バッテリー:31.29 Wh、防水防塵:×
  • サイズ:249.7 × 177.5 × 5.3 mm 重量:444 g
  • 発売日:2024年5月15日(水)
  • 価格:164,800円〜

iPad Pro 11インチ(M4)は11インチの有機ELディスプレイに性能が大幅に強化されたM4チップを搭載したタブレット端末です。

M2も高性能なSoCだったのでタブレットとしては十分すぎる処理性能でしたが、M4になってゲーム性能が大幅に強化されて原神とスターレイルを同時にそこそこ快適に動かせるようになったのは強いです。

さらに、Neural Engineの性能も強化されてるので今後登場すると見られるAIシステムをストレスなく動かすことができる性能は持ってることでしょう。どう、化けるのか。期待です。

今回、初めてiPadに有機ELディスプレイを採用したことでディスプレイ品質が大幅に強化されています。

より明るく、視認性も良くて、色鮮やかでコンテンツを高画質で楽しむのにも適しており、1TB・2TBの大容量モデルは低反射パネルのNano-textureガラスをオプションで選べるようになりました。

Nano-textureガラスは光の反射を抑えてくれるので外など光が差し込むような場所で使うときに恩恵のあるディスプレイです。過去にiMac 27インチやStudio Displayにも採用されたやつです。

iPad Pro 11インチ(M4)は内部スペックが大幅強化されたのはもちろんですが、周辺機器も刷新されて新型のMagic Keyboard、Apple Pencil Proになって細かいところが使いやすくトータルで操作性が向上しています。

これ、マジです。とくにMagic Keyboardがめちゃくちゃ使いやすくなった。性能は正直なところM2のままでいいですが新しいMagic KeyboardはiPad Pro 11インチ(M4)しか対応してないのが厳しいですよね。高いですし。

iPad Pro 11インチ(M4)レビュー

デザイン・サイズ:薄く軽くなった

新しくなったiPad Pro 11インチ(M4)の基本デザインは先代のiPad Pro 11インチ(第4世代)と同じなので正面から見ると全く同じように見えます。

11インチサイズのタブレットとしては丁度使いやすい大きさの端末となので手で持って手元でコンテンツを楽しんだり、Apple Pencil Proでノートを取ったり、Magic Keyboardで作業したりとオールラウンドで使うことができます。

操作ボタンの配置も今まで通り縦持ち右上にトップボタンと音量ボタンがあります。音量ボタンは縦持ち時は上がボリュームアップ、下がダウン、横持ち時に左がダウン、右がアップになる方向によって自動で判別する機能を搭載しています。

端末横部分にはApple Pencil Proを装着できるワイヤレスパッドがあります。

背面パネルも基本デザインは同じですが、リアカメラが先代まではレンズ部分と筐体が分離したスタイルでしたが、iPad Pro 11インチ(M4)は筐体と同じアルミ素材に覆われた見た目に変わりました。

一体感のあるデザイン…なのかな?あんまりカッコいい感じではないですがカメラ部分が割れてしまうことはなく耐久性は向上してそうな感じですね。

機種名iPad Pro 11インチ(M4)iPad Pro 11インチ(第4世代)
サイズ177.5 × 249.7 × 5.3 mm178.5 × 247.6 × 5.9 mm
重量Wi-Fi:444 g
セルラー:446 g
Wi-Fi:466 g
セルラー:468 g

iPad Pro 11インチ(M4)の本体サイズは(249.7 × 177.5 × 5.3 mm)です。先代は(247.6 × 178.5 × 5.9 mm)だったので少しだけ小型化しています。

とくに端末厚みが5.9mmから5.3mmになって薄くなってるのが分かります。たった0.6mmですが手にすると持ちやすさが全然違うことが分かります。

重量はWi-Fiモデルが444g、セルラーモデルが446gです。先代が466gと468gだったので22gの軽量化です。数値で見るとあまり軽くなってないですが、本体が薄くなってそれ以上に軽くなったように感じるのが不思議なところです。

デザイン・サイズ 評価
  • シンプルな筐体デザインでカッコいい
  • 本体が薄く軽量化して扱いやすくなった
  • リアカメラのデザインが奇妙じゃない?

ディスプレイ:OLEDで明るく色鮮やかに

iPad Pro 11インチ(M4)のディスプレイは「タンデムOLED」と呼ばれる有機ELディスプレイ(Ultra Retina XDR)を採用しています。

二つの有機ELパネルを組み合わせた特殊構造によってダイナミックレンジのパフォーマンスを向上させるもので、M4チップにはタンデムOLEDを動かすためのディスプレイエンジンを内蔵して色精度や輝度の均一性を可能としています。

先代はiPad Pro 12.9インチ(第6世代)で使えたリファレンスモードもiPad Pro 11インチ(M4)も対応しシビアな色調整が必要なシーンにも使えるようになりました。

外での視認性も一目瞭然。

iPad Pro 11インチ(M4)は画面が明るくてとても見やすいので、外で使うことが多いなら有機ELディスプレイのM4モデルを選ぶ恩恵は大きいです。

有機ELは液晶と違ってパネル自体が発光するので黒は引き締まった表現が可能ですが、とにかく色鮮やかであらゆるコンテンツがワンランク上の表示になります。

高画質な動画コンテンツの映像美は目に余るものがあります。通常の動画ももちろんですが、4K HDRに対応した動画を視聴すると液晶のiPad Pro 11インチ(第4世代)とは表現力が全然異なります。

同じ明るさに設定してもこれだけ変わってくるんですよね。先代モデルは最大輝度600ニトでしたが、新型はSDRコンテンツの最大輝度は1,000ニト、HDRコンテンツの最大輝度は1,600ニトあります。

有機ELディスプレイは視野角も広く横から見た時も色鮮やかに見えるのでとにかく見やすいですね。液晶だと横から見ると全体的に暗くムラがある感じに見えます。

なお、iPad Pro 11インチ(M4)は画面解像度も変わっていて先代よりほんの僅かですが横長なディスプレイに変更となっています。

機種名iPad Pro 11インチ(M4)iPad Pro 11インチ(第4世代)
解像度11インチ(2,420 x 1,668ピクセル)Ultra Retina XDR(有機ELディスプレイ)11インチ(2,388 x 1,668ピクセル)液晶ディスプレイ
リフレッシュレート10 – 120Hz(ProMotion)最大120Hz(ProMotion)
画面輝度最大 1,000 – 1,600 nits最大600 nits
パネル広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング

キーボードを接続してパソコンとして使う場合は横の表示領域が広い方が作業がしやすいので、同じ11インチでもM4モデルの方が作業はしやすくなるはず。(といっても、ほんと僅かな差なので分からないかもですが)

ディスプレイ 評価
  • 有機ELディスプレイになって画面が明るく色鮮やか
  • 外での視認性も向上し外作業がしやすくなった
  • 10-120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • リファレンスモードが追加された
  • ナノテクスチャーガラスのオプションあり
  • ナノテクスチャーガラスは1TB、2TBのみのOP

処理性能:M4でゲームが凄い

iPad Pro 11インチ(M4)は新世代のAppleシリコンとなるM4チップを搭載しています。

M3をすっ飛ばしてまさかのM4を搭載するのは思ってもなかったですが、さらに処理性能が高くなり使う側が追いつけない感じになってきました。

機種名iPad Pro(2024)iPad Pro(2022)
SoCM4M2
CPU9コア(3 + 6)
10コア( + 6)
50%高速化
8コア(4 + 4)
GPU10コア
4倍高速化
10コア
Neural Engine16コア:38兆回 / 秒16コア:15.8兆回 / 秒
メモリ8GB or 16GB
120GB/s
8GB or 16GB
100GB/s
ストレージ256GB〜2TB128GB〜2TB
トランジスタ数280億個200億個
プロセスTSMC 3nm(第2世代)TSMC 5nm(第2世代)

M4チップはTSMC 3nm(第2世代)プロセス製造のSoCで9コアCPU、10コアGPU、16コアNPU(Neural Engine)を内蔵したチップでM2チップよりもCPUの処理性能が1.5倍、GPUの処理性能が4倍も高速化しています。

Antutu(v10)で処理性能を比較してみました。

2世代の性能差がありトータル性能で188万 → 263万と1.4倍もスコアが向上しています。とくにGPUの性能が1.7倍も向上してるのは強いですね。

ちなみに、GPUはDynamic Cachingに対応し動的にメモリを使って効率よく処理可能でハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングとレイトレーシングに対応してゲームや3Dレンダリングの処理性能が大きく向上しています。

レイトレーシングに対応している3D markのSolar Bayで性能を比較してみました。

M4は(最高スコア 13568)で(最低スコア 10791)です。M2が(最高スコア 8772)で(最低スコア 6173)とM4になることで1.5倍もグラフィック性能が向上しています。

単純にGPUの性能が向上しただけでなくDynamic Cachingやハードウェアレイトレーシングに対応したのが大きな性能向上に繋がったのでしょう。

原神で最高画質、120fps、Metal FX ONでもストレスなく非常に滑らかに、快適に動かすことが可能となっています。

ゲーム性能はとにかく凄くて原神とスターレイルを高画質設定(フレームレート60)にしても2つ同時に動かすことができるほどです。

先代のM2モデルは単体で遊ぶなら全然問題はないのですが、2つ同時に動作できますが動作が重く快適ではなかったんですよね。なので、2つ同時にゲーム遊びたい人はM4モデルのiPad Proは最高のゲーミングタブレットではないでしょうか。

軽めのゲームと重めのゲームを同時に遊ぶなら良さそうです。原神プレイしながらメメントモリを放置プレイするとか。まあ、この組み合わせならM2モデルでもなんら問題なさそうですが。

端末発熱:発熱しにくくなった

原神を最高画質、60fps、Metal FX ONの設定で15分ほど動作させた状態で端末の発熱がどれくらいになってるかiPad Pro 11インチ(M4)とiPad Pro 11インチ(M2)で比較しました。

iPad Pro 11インチ(M4)発熱(正面)
iPad Pro 11インチ(M4)
iPad Pro 11インチ(M2)発熱(正面)
iPad Pro 11インチ(M2)

同じゲームを同じ条件で動かしてるだけなのに温度差4〜5度くらいあるのが分かります。これは結構大きな差になりますよね。

iPad Pro 11インチ(M4)
iPad Pro 11インチ(M2)

発熱を抑えられてるので電池持ちもいいですし、長時間プレイも安定した動作を得ることが可能で長く快適にゲームを遊ぶことができます。iPad Pro 11インチはゲームマシンとしても優秀な端末と言えそうです。

電池持ち:かなり改善している

iPad Pro 11インチ(M4)はバッテリー容量が28.65Whから31.29Whに増えていますが、ディスプレイが液晶から有機ELになったこと、SoCがM4になって電力効率が向上したことで電池持ちが良くなっています。

M2のiPad Pro 11インチ(第4世代)からM4のiPad Pro 11インチ(M4)でどれくらいバッテリー持ちが向上したか比較しました。

モデル iPad Pro 11インチ M4 iPad Pro 11インチ M2
容量 31.29 Wh 28.65 Wh
YouTube 60分 12%消費 14%消費
PUBG 30分 7%消費 8%消費
原神 30分(最高30) 9%消費 14%消費
原神 30分(最高60) 12%消費 19%消費
メメントモリ 30分 8%消費 9%消費

YouTubeなどの動画視聴やちょっとしたゲームの電池持ちはそう違いないですが、負荷のかかるゲームの電池持ちは圧倒的にM4のiPad Pro 11インチの方が良くなっています。

GPUの性能が向上してハードウェアレイトレーシングに対応したのもいい影響を与えてそうです。

ただし、MacBook Airと比べるとバッテリーは持たないので長時間作業で使うには厳しいところがあります。ブログ執筆をiPad Pro 11インチ(M4)でやってみたところ2時間で25%ほどバッテリーが減りました。

Apple公式でも10時間ほどのバッテリー駆動時間としてるので大体合ってます。10時間ほど作業できれば問題はないですがFinal Cut Proで動画編集となると少し厳しい場面も出てくるような気もします。

性能・発熱・電池持ち 評価
  • M4チップで性能はとにかく強い
  • 原神とスターレイルを同時に動かせる
  • ゲーム高負荷時の発熱も抑えられている
  • 電池持ちも大幅に良くなった
  • 今後のAI新機能に期待できる
  • 普段使いにおいてオーバースペック
  • MacBook Airより電池は持たない

拡張性:外部モニター拡張モード

iPad Pro 11インチ(M4)は外部モニター拡張モードに対応し、USB-C対応の外部モニターを接続でiPadでデュアルモニター環境を構築可能です。こちらはStudio Displayで接続していて音声もモニター側から鳴ります。

iPad Pro 11インチ(M4)外部モニター拡張モード

iPadOSなのでmacOSよりファイル管理がしにくかったり、いつも使ってるアプリがフルで対応してない問題はありますが、iPadOSに慣れてるなら大画面でiPadOSを使って効率的に作業することができます。

このスタイルだったらMacの方がいいのでは?

ってなるかもですが、iPadOSはmacOSでは遊べないゲームタイトルが多数あります。ゲームを重視しつつたまに作業もしたい場合はiPadの方が適しますよね。そうですよね。そう。だからiPadOS。

Magic Keyboard:操作性が向上

iPad Pro 11インチ(M4)は従来のMagic Keyboardとは互換性がなくなって新しくなった専用のMagic Keyboardを使うことでキーボードスタイルで作業が可能です。

新型はiPad Pro本体の位置が後ろに下がったことで数字キーをタイピングした時に端末に触れることがなくなり、作業性がとても良くなっています。

ちょっとした差ではありますが快適度が全く違います。ファンクションキーも搭載してるので画面の明るさ、音量調整、アプリスイッチャーなどの操作をキーボード上から簡単にできます。

Magic Keyboard(M4)と(M2)のトラックパッドの大きさ比較

トラックパッドも面積が大きくなっただけでなく物理式から感圧式(クリック時に触覚フィードバックで反応してくれるMacBookと同じ方式)になったことでクリック精度が向上しています。

感圧式なので軽い力でクリックできるのも新型Magic Keyboardのメリットと言っていいでしょう。キーボードを使っての作業がワンランク上に高まった感じがあります。

ただし、Smart Keyboard FolioがないのがM4モデルの残念なところでもあります。費用抑えながら気軽にキーボードスタイル、タブレットスタイルで使いたいですよね。Magic Keyboardは11インチ用で49,800円とかなり高価なのも悩ましいところ。

でも、個人的には新型Magic Keyboardのトラックパッドの精度(とくにクリックした時)は唯一無二のものだと思ってるのでiPadで作業をするなら絶対に外せない周辺機器といってもいいかもしれません。

なお、新型のMagic KeyboardもUSB-Cポートを搭載し本体をここから給電することができます。

充電速度が向上しており旧型は25W前後で充電してたのが新型は35Wほどで充電できてました。実際にMagic Keyboard経由で充電すると速度が向上してることを体感できるはずです。

Apple Pencil Pro:スクイーズ機能を搭載

iPad Pro 11インチ(M4)はApple Pencil Proに対応します。今までのApple Pencil(第2世代)は使えないので先代から乗り換えする場合はApple Pencil Proを改めて購入する必要があります。ツライ。

Apple Pencil Pro

Apple Pencil Proの使用感はApple Pencil(第2世代)とほぼ同じです。デザインや長さは同じですからね。いずれにしても、iPad Pro 11インチでノートを取る、イラストを描くなら必須アイテムです。

筆圧機能だけでなくダブルタップによるツール切り替え機能、さらにApple Pencil Proの新機能のスクイーズ(ペンを軽く摘むとツールを呼び出して使える機能で触覚フィードバックあり)でツールを呼び出してペンを移動せずにペン先を変えられます。

スクイーズは機能割り当てが可能です。

ショートカット機能も割り当てできるのでイラストを描くことをしない人もよく使う機能をスクイーズで呼び出せるので、意外と使う方法さえ理解できれば便利な機能と言えるかもしれません。

カメラ:シングルカメラに戻る

iPad Pro 11インチ(M4)のリアカメラは広角のみのシングルカメラ仕様に変更です。先代までは超広角カメラを搭載してましたが、必要なしと判断されたのか広角 + LiDARスキャナの構成となります。

iPad Pro 11インチ(M4)と(M2)リアカメラ
機種名iPad Pro(2024)iPad Pro(2022)
広角カメラ12MP・F/1.812MP・F/1.8
超広角カメラ10MP・F/2.4
フラッシュアダプティブTrue ToneフラッシュTrue Toneフラッシュ
高画質技術スマートHDR4スマートHDR4
動画撮影最大4K60fps
最大4K30fps ProRes(256GB:FHD30fps)
最大4K60fps ProRes(外部ストレージ記録時)
最大4K60fps
最大4K30fps ProRes(128GB:FHD30fps)
フロントカメラ12MP・F/2.4
TrueDepthカメラ(横向き)
12MP・F/2.4
TrueDepthカメラ

広角カメラで画質を比較しましたが、同じですね。12MP・F/1.8のカメラにスマートHDR4なので仕上がりはほぼ同じようです。

最大デジタルズームもどちらも5倍ですが、こちらも画質としては同じ仕上がりとなっています。

違うのは超広角カメラが廃止になったこと。とはいえ、iPadでは超広角はあまり使うことがなかったかも。LiDARスキャナはあるので3DスキャンしてモデリングしたりiPad Proならではの機能は健在です。

なお、iPad Pro 11インチ(M4)の生体認証は引き続きFace ID(顔認証)を搭載してますが先代までは縦持時に上にセンサーがあったのが横向きに変更されました。

顔認証の精度は変わらないですがキーボードスタイルでFaceTimeやzoomなどのビデオ通話時に自然な写りで通話が可能となっています。ちなみに、Face IDはマスクしてると認証できないのは今までと同じ仕様です。

せっかくTrueDepthカメラの構成が変わったのにマスク対応してないのは少し残念ですね。

オーディオ:4スピーカーシステム

iPad Pro(M4)のオーディオ周りは先代と同じく4スピーカーシステムを採用しています。

上:M4、下:M2

縦持ち、横持ちで自動的に方向を認識して常にステレオ再生ができる仕組みは先代モデルと同じですがより迫力のあるサウンドになって音質がわずかに良くなってます。スピーカーグリルの穴の数が増えてるのも影響してるのかもですね。

端末価格:なかなかいいお値段

iPad Pro 11インチ(M4)はストレージ容量が256GBからで164,800円から購入可能です。同じ容量で比べると24,000円の値上げですが128GBモデルがないので実質4万円の値上げです。

iPad Pro11インチ(M4)11インチ(第4世代)
128GB124,800円
256GB164,800円140,800円
512GB204,800円172,800円
1TB272,800円236,800円
2TB340,800円300,800円

ただ、iPad Pro 11インチをそれなりに使いこなそうと思うと128GBだと容量は足りないので最小容量256GBにしたのはいい判断です。容量多めの負荷高めのゲームを数本入れると128GBだとあっという間に消費しますし、動画編集をするなら最低でも256GBの容量は欲しいです。

なお、1TBと2TBの容量にするとM4のスペックが強化されてCPUコア数が9つから10つに増えます。さらにメモリも8GBから16GBになるので動画編集やゲームをより快適に動かすことも可能になるはずです。

iPad Pro 11インチ(M4)レビュー:まとめ

iPad Pro 11インチ(M4)は11インチのタンデムOLEDにM4チップを搭載したハイエンドなタブレット端末です。iPhoneやMacをすでに使ってるAppleユーザーの人にとっては最高のタブレット端末ですね。

iPad Pro 11インチ(M4)がおすすめな人は

とはいえ、iPad Pro 11インチ(M4)は164,800円からと高価なタブレット端末です。この金額を支払ってでもiPad Pro 11インチ(M4)がおすすめな人はどんな人なのか。こんな感じでしょうか。

iPad Pro 11インチ(M4)がおすすめな人は
  • 最強のゲーミングタブレットが欲しい
  • 外で作業することが多い(OLEDで視認性がいい)
  • M2以前のモデルでゲーム時の電池持ちに不満があった
  • M2以前のモデルでゲーム時の発熱に不満があった
  • 新しいMagic Keyboardを使いたい

iPad Pro 11インチはこのサイズにその時の最強のSoCを採用してるのでバッテリー持ちが悪い印象が強いですが、M4モデルは負荷のかかるアプリを動かしてる時の電池持ちは圧倒的に良くなってるので電池持ちに不満があった人は新型のM4モデルに乗り換える価値はあります。

ゲームの動作はM2のiPad Pro 11インチ(第4世代)でも高性能ですが、より高みを望むならM4はハードウェアレイトレーシングにも対応し次元が変わるのでおすすめです。

また、新しくなったMagic KeyboardとApple Pencil Proを使いたい人もiPad Pro 11インチ(M4)はおすすめです。

というか、このために新型のiPad Pro(M4)に乗り換えるのもどうかな…とも思いますが。ただ、個人的にMagic Keyboardは圧倒的に使いやすくなってるので予算が許すなら是非手に入れて欲しい周辺機器です。

iPad Pro 11インチ(M4)を外で使う

本体の位置が奥にいったことで数字キーを緩衝することなくタイピングできるのは本当に素晴らしいです。トラックパッドも感圧式になって精度抜群ですし。まあ、これがあるべき姿だったのかですが。思うところは色々ありますが、間違いなく新型のMagic Keyboardは操作性抜群です。

iPad Pro 11インチ(第4世代)がおすすめな人は

では、旧型となったiPad Pro 11インチ(第4世代)がおすすめな人はどんな人か。

iPad Pro 11インチ(第4世代)がおすすめな人は
  • 多くの人はコッチでいいと思う
  • ゲームを快適にプレイしたいがそこそこでいい
  • 費用を抑えて高性能なiPadが欲しい
  • 超広角カメラを使って撮影したい

多くの人はiPad Pro 11インチ(第4世代)で大満足できるかと思います。性能だけ見れば十分だと思います。原神やスターレイルも2ウィンドウで同時プレイしなければ十分快適に動きます。

iPadの本来の使い方でもあるタブレットとしては高性能すぎるほどの端末なので少しでも費用を抑えながらiPad Proの高性能モデルが欲しいならおすすめです。

iPad Pro 11インチ(第4世代)は中古で購入するかそう遠くない将来にApple整備済製品で販売される可能性も高いかと思います。

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